SOCCER


☆ 卒業アルバム(43期生)「和を以て貴しとなす」

  今年は、43期生20名が、今、飛び立とうとしています。

  どんな言葉を送ろうか?
  今年も、すごく迷いました。
  (28期生)「10人のサッカー小僧」
  (29期生)「8人のキックオフ!」
  (30期生)「感動をありがとう!」
  (31期生)「それぞれの金メダルを胸に!」
  (32期生)「思い出を武器に!」
  (33期生)「気力をふりしぼり・・・」
  (34期生)「自分に厳しく・・・」
  (35期生)「『次』を目指して!」
  (36期生)「好きこそものの上手なれ!」
  (37期生)「声に出して・・・」
  (38期生)「初心忘るべからず。」
  (39期生)「継続は力なり。。。」
  (40期生)「好機逸すべからず。。。」
  (41期生)「努力のススメ。」
  (42期生)「竹馬の友」

  子ども達にとっては、一度きりのジュニアサッカー卒部・・・。

  まずは、毎年、子ども達に送っている言葉を送ります。




       「人生の金メダル」 

    自分にしか、金色に見えなくても・・・

    自分には、金色に思えるメダル!



    そんな金メダルを追いかけたいです。

    そんな金メダルを追いかけてほしいです。



        (今、飛び立とうとしている君へ)




      「それぞれの金メダルを胸に!」



    どこまで 結果を出せば 金メダル?

    銀メダルでは だめかな?

    銅メダルでは だめかな?

    メダル もらえなかったら だめかな?

    そんなことを 時々 考える。



      休まずに練習に行った。

      練習していたプレーができた。

      必死で応援した。

      得点を取った。

      レギュラーになった。

      選抜選手に選ばれた。

      試合に勝った。

      大会を勝ち進んだ。

      ・・・     
   

 
      そんな思い出の ひとつひとつに 金メダルを あげたい。

      ほんの些細な事でも 金メダルを あげたい。


    
    それぞれの金メダルを胸に 自信を持って・・・

    それぞれの金メダルを胸に 夢を持って・・・  


    
   次の金メダルを 追いかけてほしい。




 さて、43期生は・・・
 1年生で15名というスタート。
 その後、数名が辞めたり加わったりして、
 最終は20名。
 とうとう、卒部になりました。
 まずは、43期生の6年間の思い出の写真。
 僕のHPから拾い上げてみました。

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 
     

 



 『43期生のみんなへ』

 僕の君達への思い出は・・・、
 いろんな子が居た学年という印象です。
 いろんな性格、いろんな個性の子が居るのに、
 いつも仲良くサッカーができましたよね。
 最後は20名という大所帯なのに、
 みんながそれぞれの個性を認め合ってサッカーができましたよね。
 もちろん、伝統になっている後輩の面倒見という点も◎でしたよ。

 成績は?飛び抜けた成績は残せなかったものの、
 もらったトロフィー20本以上というのも立派な成績ですよね。

 「勝つこと以上に大切なもの」
 個人としての成長。他人を思いやる心。みんなで頑張ること。
 リスペクトの精神・・・。
 その他にも、君達は、一杯、一杯学んで、身に着けてくれたと思ってます。

 毎年、感じてますが、
 とにかく、あっと言う間の6年間。
 もう卒部なんだ。と、写真整理していて感じました。


 『和を以て貴しとなす』

 今年は、この言葉を、43期生卒部生全員に送ります。

 御存知、聖徳太子の言葉ですよね。
 聖徳太子が制定した十七条憲法の第一条に出てくる言葉ですよね。
 単純に言えば、
 「何事をやるにも、みんなが仲良くやり、いさかいを起こさないのが良い。」
 ということなんですが・・・

 「和」の精神とは、体裁だけ取り繕ったものではなく、
 自分にも人にも正直に、不満があればお互いにそれをぶつけ合い、
 理解し合うことが本質ではなかろうか。。。と、書かれているものもありました。

 他にも、
 「和」とは、自分を失って相手に合わせるのではなく、
 しっかり自分を保った上で、相手を尊重し、調和すること。
 「和」とは、やみくもに迎合するのではなく、
 相手の価値観も認め、バランスをとっていくということ。。。と、
 書かれているものもありました。

 「和」とは何か?というのは、僕にも難しいです。
 でも、43期生の君達を見ていて、「和を以て貴しとなす」
 という言葉を一番に思いついたのは事実です。

 ただ仲良くするために、みんなが甘くなってしまえば、
 それぞれの成長は小さくなってしまう。
 そうではなく、
 「和」を意識しながらも、切磋琢磨しながら仲間と接する。
 仲間に注意する。その注意を聞いて反省する。
 その繰り返しで一人一人が成長し、集団としても成長していく。

 サッカーというスポーツを通じて、
 上手くなるために・・・、強くなるために・・・、
 みんなで同じ目標に向かって!
 練習を繰り返し、試合を重ねながら・・・

 そんな経験を、聖徳太子ゆかりの地、太子町で君達はした。
 君達自身は、まだ、そのことの素晴らしさに気付いていないかもわかりませんが・・・
 君達が、小学生時代に、その「和」の素晴らしさを経験したことは間違いないです。

 今は、まだ何のこと?と、わからなくてもいいです。
 ただ「和を以て貴しとなす」という言葉を覚えておいてください。

 君達のこれからの人生で、
 この言葉を生かせることが必ずやってきます。
 その時には、思い出してください。
 「和を以て貴しとなす」という言葉を思い出してください。

 集団の中でも、自分らしさを失わず、
 相手を尊重しながら調和して自分を生かす。
 そんな経験を数多く繰り返してほしいです。


 今年の送る言葉、少し難しいですね。



 ジュニアサッカーでのいろんな思い出を大切にしてください。
 共に戦ったチームの仲間を大切にしてください。

 これからの人生、何かにつまづいた時、
 この経験を思い出してください。
 その仲間を思い出してください。
 まわりの人達に支えてもらいながら、
 小学生時代にサッカーをしていたことを思い出してください。


  そして、また、このグランドに来て、僕にも話を聞かせてください。


                平成30年3月

Matsui-xx
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